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マイセン ホワイト アンティーク ローズ

 2017年10月10日

今回のロイヤルクラスからスタートした “マイセン ランドスケープ” と同様に、新たに始まったモチーフ “マイセン ホワイト ローズwithピンク”。
当校の公式Facebook掲載「用意した資料」にあるように、スーザン先生の作品見本はイースターエッグに描かれていますが、今回は生徒さまからのご希望もあり、カップソーサーに描くことになりました。
※イースターエッグに描かれた作品のトレースなど資料はこちら>>公式facebookより

スーザン先生が描く白磁は、マイセンのチョコレートカップソーサー。カップの左右両側に持ち手、そして蓋がついており、ソーサーにはカップが安定するようメッシュのホルダーウォールがついています。
生徒さま一人ひとりの異なるカップソーサーの形に合わせ、イースターエッグに描いたモチーフのトレース(下絵)をデザイン変更し、ポジショニング(キャンバスとなる白磁上での位置決め)を行うスーザン先生。

題材の持つ歴史や作風、白磁のスタイルや時代、モチーフの全体像と器の形など、そういったマッチングの法則や理論、作品をより良いものにするためのこだわりを感じました。
※スーザン先生が描く白磁はこちら>>公式facebookより

「アウトラインだけでなく、多くのシャドウ(影)もラインで描きます。お持ちであれば、通常のコンディションのものと、使い込んでいて今はあまり筆先がきいていないものと、二本のドローイングブラシを用意しましょう。」スーザン先生のデモンストレーションが始まりました。

今回の題材は、マルコリーニ期(1774-1824年)のモチーフです。マイセン磁器製作所に保管されている、その当時の作品を見本に描くことを認められていたスーザン先生が描く手元を注意深くご覧になり、皆さま、とても丁寧に描き進められ、順調に第一工程を終えました。

セミナー中、異なる白磁器に描くことによって作品上に生まれた空間を見つめていたスーザン先生。
第二工程に入る前になにか素敵な事を考えついたのかもしれませんね。(神戸校/Bクラス)

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