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千夜一夜(アラビアンナイト)
2015年2月19日
前回からのつづきです。
スータン(王)のために開かれた”宴”のモチーフ。
マリンブルーとダークグレーの工程からスタートしました。
「大きく長いストロークで描かれている王座の一部はトップから。
グラデーションをかけるように。
カラーコンディションは水っぽくですよ。」
シャイヒ(領主)との”ランデブー”は第二工程から。
フラワーレッドでカウチソファに影をつけてゆくデモンストレーション。
「前回、もうひとつの作品でスータン(王)に話を聞かせるシェヘラザードの
肌に薄く柔らかな影をのせましたね。
ですが、このモチーフの場合はあえてそうしません。
条件がそろえば、色をいれないことでより効果的に肌を美しく表現できる
場合があるからです。」
こうして千夜一夜ペアプラークのセミナーが終了しました。
焼成後、スーザン先生が”服飾の金”や”金のカーテン”を施して
仕上げた作品をもとに資料を作成し、皆さまにお渡しします。
また、これらペアプラークのための額をご要望くださった方々に
お渡しできるよう準備中です。
並んで額装されているところを想像すると楽しくなりますね。
(東京校/オプションクラス)