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マルコリーニ(フラワーバスケット)
2016年2月9日
前回からのつづきです。
花かごに溢れんばかりの花々が描かれたモチーフ。
数あるマイセンの花の絵付けの中でもお好きな方が多いのではないでしょうか?
この図案とは別に、ちがう花々とピンクのリボンのモチーフをセミナーで描きたい、と生徒さまたちからのご要望をいただきました。
「用意していただく色はダークグレー。筆はドローイングブラシ。まず、メインの花であるローズとナスタチュームの葉、茎、萼を中間色で描いてゆきましょう。
描き進むうちに色調が薄くなってしまわないように。薄くなってしまった場合は気をつけてペイントオーバー。色調を整えましょう。」
スーザン先生のデモンストレーションが始まりました。
メインモチーフ、それを彩る小花への線描きを終え、前回、第3工程を終えたローズの最終となる第4工程に入りました。花芯のディテールや花弁のアウトラインなどを丁寧に入れてゆきます。
「添え花の小さなローズはメインのモチーフに描かれている二輪の薔薇ほど描き込む必要はありませんよ。」
とデモンストレーションを行いながらスーザン先生がアドバイス。
「先生、ぜんぜんそんなことないじゃないですか。細やかにしっかりと描かれていて綺麗。でもたいへんそう。」
とご覧になっていた生徒さまが笑いながらおっしゃいました。
ローズを仕上げるとバスケットにリボンの仕上げに入りました。
みるみるうちにモチーフが浮かび上がってきます。
明日でメインモチーフ、同スタイルで描かれた小花を散らしたカップソーサーと
すべてのピースが完成予定です。(神戸/Cクラス)