スタッフブログ

ダークパープル リッチフラワーブーケ

 2016年2月16日

マイセンの歴史的モチーフのひとつ“ダークパープルリッチフラワーブーケ”の
セミナーが始まりました。
中世ヨーロッパにおいてロイヤルカラーとされていた紫。その紫単色の花々に
暖色と寒色、2色のグリーンの葉がつけられた作品です。

マイセンのオールドスタイル(アルテマニア様式とは異なるスタイル)で描かれたダークパープル単色の花の絵付けは、大きくわけて3種類あるそうです。
ひとつは暖色のグリーン1色で葉が描かれたもの。
もうひとつは暖色のグリーンで描かれた葉の中に、金で描かれた葉のあるもの。
そしてこの2色のグリーンの葉を持つモチーフで、3種類の中で最上位となります。
より詳細が描き込まれているのも特徴です。

「こういったスタイルの絵付けではより丁寧なトレースを心掛けましょう。
色はダークパープルとブラックの混色です。」
スーザン先生のデモンストレーションが始まりました。
RD_20160215

単色で描かれてゆくナルシス、ローズ、チューリップ、バターカップなど、
様々な花の一輪一輪の見事な表現に「綺麗…。」と皆さまからため息まじりの
お声が。
RD_20160216
皆さまデモンストレーション写真をご覧になりながら丁寧に描かれ、プレートの
第一工程を無事完了。窯入れを行いました。
次回、カップソーサーに入る予定です。(東京校/Aクラス)

スタッフブログ一覧へ戻る