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ポーセリン ペインティング –筆その2–

 2016年9月12日

前回からのつづきです。
当日誌上に、度々筆の名前が登場することにお気付きの方もおられるかと思います。
おおまかではありますが、サイズ別の筆の種類と花の絵付けの組み合わせは、下記のようになるかと思います。

    小:ドローイング(花脈や葉脈といった細い線など
    中:スモールミドル(小~中の花弁、小さな葉といった面など)
    大:ローズブラシ(中~大の葉、大きな花弁といった面など)

繰り返しますが、これらはあくまでもわかりやすく言葉にすると、というものです。
そして描くモチーフの大きさ、花の種類(大きな花弁、細長い花弁を持つ花など様々な違い)などによってこれらの筆を使い分けて描きます。
rd_20160912良い結果を得やすいように、描く箇所に合わせて筆を使い分けることがポイントとなります。(写真はスモールミドルブラシ)

これらを踏まえた上で、とても大切な要素があります。
それは“自分に合った筆を選ぶ”ということです。
その人その人の筆圧、得意な技法(線描きやストロークなど)が異なっていたりするのが普通です。ですから、描く箇所が同じでも人によって使いやすい(合っている)と感じる筆が違っていることもあります。

“それなら、自分に合った筆(使いやすい筆)であればよいのでは”、とも考えられますが、やはり描く箇所に適切な筆を使う、という前提はあります。
基本となる三種の筆を知り、それらすべてが自分に合った筆となれば、描くモチーフや表現の幅が広がるということを、スーザン先生はデモンストレーションを通して伝えているのだと思います。

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