カリキュラムは体をつくる?!
2021年8月3日
よく質問されるのですが、当校は初級や中級、応用といったコースを設けていません。
代わりに「カリキュラム」があります。
カリキュラムに含まれるモチーフは、すべてスーザン先生がマイセン、ヘキストで実際に描いていたもので、その経験を元にプログラムされたものです。
様々な難易度、ジャンルが含まれています。
つまりカリキュラムをこなしていくことで、プロのペインターの技術を学び、自然と感覚が身に付くというものです。
筆を持つのがはじめてという方もご経験のある方も、同じカリキュラムです。
これには、全員が同じ土俵からスタート??と意外に感じられる方が多いです(笑)
例えばアスリート。
はじめから難易度の高い技にトライせず、怪我をしないよう体をつくりながら、徐々にできることを増やしていきますよね。
記録を伸ばしたければ、時には肉体改造したり、様々な角度から鍛え直したり、ジャンルの異なることにチャレンジして、表現の幅を広げたりしますよね。
絵付けの話しに戻ります。
「カリキュラム」は、体をつくっているとお考えください。
絵を描くときには、案外色々な筋肉や神経を使っているものです。
描くモチーフによって使うところが異なることもあります。
さらにジャンルや技法の異なるモチーフを手掛けることで、見る目やバランス感覚が育ち、表現の幅が広がるということも、大きなポイントだと思います。
ひとつ付け加えますと、はじめからさあどーぞ、描いてください!ということはありません(笑)
ほぼ全員の方がオイルやカラー、筆などの道具に親しみながら、エクササイズをされます。
この”エクササイズ”は、アスリートでいうところの”ウォーミングアップ”とお考えください。
ペインターを養成していたこともあるスーザン先生の考えたカリキュラムに沿って、3年ほど過ごしていただくと、筆が変わられたことを感じると思います。
ちょうどペインターの登竜門といわれる「ピンクローズ」のタイミングなんです。
カリキュラムが進む=モチーフの難易度が上がるというものなので、ご自身でも気付かないうちに上達するしくみなんです。
皆様には楽しくレベルアップしていただき、いつまでも手元に置いておきたい!と思える作品づくりのお手伝いのために励んでいきたいと思います。
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