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アラビアンナイト-ナチュラルソフト

 2020年2月8日

前回からの続きです。
このクラスでは、スタンダードのスタイルと言えるアラビアンナイト(グラフィックスタイル)とは異なる技法で描かれ、ちがった作風を持つ“アラビアンナイト(ナチュラルスタイル)”を描いています。
絵付け師にとっては、オーソドックスな絵付け技術よりも習得の難易度が上だと言われるナチュラルペインティングで描かれるため、マイセン工房では、通常のモダンアートの絵付け師には描くことが承認されていなかったシリーズです。

前回、4客4枚目が完成し、今回から5客5枚目を描き始めました。
「今回はカップソーサーから描き始めましょう。
カップのトレースペーパーは細かめに切れ込みを入れて、カップのカーブに沿うようにしましょう。」
丁寧に白磁に下絵をなぞり施し、1回目のデモンストレーションが始まりました。

これまでのように、顔に腕、そしてボディーラインに脚と描き進めるスーザン先生。
自席に戻り、描いている生徒さまから
「なんだか今までの図案(モチーフ)よりも難しい気がするのだけれど、気のせいかしら?」というお声がありました。
実は6客6枚の内、どのペア(カップソーサー&プレート)の順番でお出しするかをスーザン先生と打ち合わせて決めているのですが、今回の5組目と6組目は最後にとなったもの。

メインモチーフである女性のポージングや衣装など、そういった個々の図案からによる違いを感じられたようです。それを聞いたスーザン先生は「そう?」と、にっこり笑いながらうなずいていました(笑)。

その後、敷き詰められた薔薇(モダンローズ)、小さな蝶々、衣装にショールと描き進んでいきました。今回、カップのメインを飾る女の子の衣装は今までよりもフリースタイルの要素が多い気がします。またショールについても同様です。
「フリースタイルっていうのが難しいのよね(汗)気をつけることと言えばなにかしら?」と生徒さま。
それに対して、自身がポイントにしていることを伝えるスーザン先生。

そして、アラビアンナイトに登場する女の子の大きな特徴でもある髪をのびのびと、寝そべる女性の下に敷かれたラグをフレッシュに描き、カップのメインモチーフの1stステップを終えました。 (神戸校/ Cクラス )

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