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アーティスト応援プログラム

 2025年5月19日

磁器に描くってどういうことか?消えないか?絵の下はどうなっているのか?などなど、様々質問されることがよくあります。はじめは水彩画や油絵になぞらえてお話しするのですが、質問の内容が進むと、化学変化が….といったお答えになることもあります(笑)

上絵付けは、磁器を画用紙やキャンバスに見立てて、水彩画や油絵と同じように筆を使って描くわけですが、少々ハードルが高い…という印象になっているのは、焼成が必要ということではないでしょうか。
それでも上絵付けを1つの表現手法として捉えてもらえたら….という思いがあり、2年ほど前から”Let´s feel a glow of ART!”というキャッチフレーズを掲げています。

ところで、”上絵付け”にはオイルと顔料を用いる以外の技法があることをご存知でしょうか?
1700年代初頭にマイセン窯が開窯してから、ヨーロッパで様々な技法が生まれていますが、現在ではなかなか見ることができないものもあります….

それらの技法も合わせて、アート活動をなさる方々にお伝えできれば…と少々おこがましい思いで「アーティスト応援プログラム」というのを打ち立て、先日開催しました!
ヨーロッパにおける磁器製品の発祥、生地による焼成温度の違い、様々な技法や参考にしていただけそうなデザイン、アーティストなど、作品(製品)をご覧いただきながらご説明させていただきました。

今後の活動の一助のなれば幸いです!

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