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ニンフェンブルグ オールドフラワー

 2019年10月17日

神戸校と同じ“ニュンフェンブルグ様式”オールドスタイルの異なる図案を描き始めました。極細のラインで描くことに変わりはありませんが、見本となった作品の違い(神戸校ではフラワーベース、東京校ではティーキャニスター)で細かさをより感じます。

「今回、作品見本の黄色い薔薇をピンクローズに、赤いチューリップをバイオレットとイエローに変えて描こうと思います。ニンフェンブルグのスタイルをそのままに華やかなキャニスターに仕上がると思います。」

「絵付けは、技術以外にも、カラーにオイル、そして筆なども大きな要因となります。こうやってクラスで描く時はトレース(下絵)の正確さや程良い濃さも大事な要因ですよ。」
繊細さと細かさに合わせて描いていくスーザン先生のデモンストレーションが始まりました。

スーザン先生が、極細のラインで精密に花の影を描いていくデモを終えたとことで、集中してデモをご覧になっていた生徒さまたちからの口から、思わずため息が洩れました。
極細のクリアなラインとラインの間は、1mm以下…正確に花びらの影をとらえています。
一同の驚嘆の声に、スーザン先生は
「とても細いラインですね… ニンフェンブルグの古いスタイルなんです。 私のリクエストではないんです(笑)
時間をかけて、筆をペンだと思って描いてみてくださいね。」
などと場を和ませてくれました。

それでも皆さま、スムーズに極細のラインを丁寧に描き進めて、無事に今日の工程を終えることができました。(東京校/ロイヤルクラス)

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