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ニュンフェンブルグ リッチフラワーブーケ

 2019年6月1日

こちらのクラスでは新たなモチーフに入りました。
ニュンフェンブルグ様式オールドスタイルで描かれたチューリップや薔薇、プリムラやアネモネなどのブーケです。
セミナーがスタートするときは、欠かさずスーザン先生の作品見本があります。
この歴史的モチーフが描かれた作品見本は、同窯のメッシュが施されたラッパ型の花器。(モチーフもさることながらこの磁器もすばらしい!作品見本はこちら→公式instagram
今回はマイセンの陶板に展開して描きます。(完成が楽しみです!)

欧州の窯元で長年絵付け師として活動していたスーザン先生にとって “ある窯元の様式の絵付けを異なる窯の磁器に施す” ことについて質問したことがあります。
「窯元ではもちろん馴染みのなかったことだけど、絵付け師にとって大切なのは描くモチーフと磁器の組み合わせだと私は思っているの。
大切なのは双方のスタイルやシェイプなどのマッチング。もちろん時代背景を考えることも必要ね。異なる窯の絵と磁器の組み合わせで制作した作品が、窯元での経験や描く前に想像していた仕上がりを超えたと感じることもあってとても勉強になるわ。」
とスーザン先生。彼女らしいと思ったものです。

授業が始まり最初のデモンストレーションをご覧になられた生徒さまから「そんなに細かいの!?」とのお言葉が。
マイセン様式とはまた異なる繊細さを感じました。今日から描き進めるニュンフェンブルグ様式のオールドスタイルで描かれたリッチフラワーブーケ。彩られるのが楽しみです。(神戸校/Dクラス)

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