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オールドチキンバード~スワン~

 2018年10月3日

前回からの続きです。

このクラスでは、以前丸い蓋物に描いたヘキストの古いモチーフ、“オールドチキンバード”を花器に描いています。
今回は、フラワーベースで作品を制作する上で、スーザン先生が新たに描き起こした背面のモチーフのトレースから始まりました。
今回新たに登場した鳥は….湖畔を歩くダックです。ユニークでキュートなその姿に、生徒さまから「こっちのほうが好きかも(笑)」とのお声も。

「メインモチーフの白鳥やカモを描いた時と同様に、まずはダックの輪郭から描きましょう。カラーはチョコレートブラウンです。」
スーザン先生のデモンストレーションが始まりました。
新登場のダックをご覧になり
「やっぱり可愛い! もう一度、自分で描いてみようかしら。表と裏のモチーフをひとつのシーンにして、陶板に描くのはどうかしら。」
と楽しそうに話されていた生徒さまがおられました。

細やかな描写で描かれるシリーズの絵付け。コツコツと作品に向かい合っているうちに、気がつくと背面のモチーフ、湖畔を歩くダックのファーストステップが描き終わっていたような、そんなふうに進んだ気がします。

花瓶などの立ち物に描く際、モチーフのボリュームや、焼成回数を含む工程によって両面に色をのせることがあります。
「さて皆さん! ここからは特にハンドリングに注意して、フロントのメインモチーフ、中間工程が必要となるところを描いておきましょう。」

木や茂みの葉、白鳥の模様、水面に濃くならないよう色を入れて1日目を終えました。
表と裏のふたつのモチーフを陶板に展開する場合のレイアウトとコネクションについては、次回、スーザン先生が白磁にトレースをのせて見てくれることになっています。
作品の完成も楽しみですが、どのような陶板のイメージが見られるのかも楽しみです。(神戸校/Aクラス)

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