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Q:絵付けにデッサン力は必要ですか?

 2020年3月4日

マイセン工房を訪ねて、絵付師たちが養成学校時代に描いた見事なデッサンに驚かされます。
表題のご質問について、まずデッサンが絵付けにどう関係するのかを実例を元にお話ししたいと思います。

写真は現講師のデッサンです。
当教室の絵付けに触れる前、スーザン先生の監督の元、玉子にはじまり、カップ、りんご、花のまでトレーニングを積みました。
その後、マイセンの基本の花の絵付けをしながら自身でデッサンを続けました。

以下、その本人のコメントです。
絵付けをする際、デッサンを学ぶべきかどうかは、ご本人の目標次第のような気がします。例えば、将来ご自分のアトリエを持ちたいとお考えの場合など…….

そうでなければ、よい絵を目標にして絵付けの練習を重ねれば、絵付けだけでなく、自然とデッサン力もレベルアップするものと感じます。
デッサンが役に立つと感じるのは、どこをどうしたらより良い絵になるのか?どこまで描き込んだら仕上がりとするか?に迷ったときです。
判断するのを助けてくれます。
でもそれは…ご自身が教室に通っている場合は先生に判断してもらえばよいわけで…

最も役に立つのは、スーザン先生の実演とアドバイス、目の前で手直ししてくれる内容、作品見本です(笑)

いかがでしょうか?
デッサン力は時に助けになるものですが、絵付けをどこからスタートして、どう接していきたいか、ご本人の選択で良いような気がします。
大切なのは、ご自身が目標にしたい”絵”を見つけることだと感じます。

もちろんご希望があれば、絵付けのためのデッサンのポイントなどお伝えしますよ!

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