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アラビアンナイト-アートワーク

 2016年10月23日

1dayクラスで、マイセン モダンアートのひとつ“アラビアンナイト(千夜一夜)”がはじまりました。
今回のモチーフは、6月今回の“真夏の夜の夢”と同じく、ハインツ・ヴェルナー氏の作品発表時の作風(製品と比べてアンティークな作風)のモチーフとなります。

rd_20161019_1「女の子の顔と体の線描きから描きましょう。カラーはフラワーレッド。基本色調は中間色よりもすこし薄めです。」スーザン先生のデモンストレーションがはじまりました。

ところで、マイセン工房では、幾種類かのペインターによる分業で製品がつくられていることをご存知の方もおられるかと思います。マイセン双剣のマークのみを描くペインターに始まり、メインのモチーフ(上絵)、小さな添え花(上絵)下絵、金彩などのペインターが存在するそうです。

それでは、“アラビアンナイト”は、どこまでを上絵のペインターが描くのか、気になるところではないでしょうか。スーザン先生に聞いてみました。
答えは、“カラーで描くすべて。それらのデザインに含まれている金。そして金のカーテン。”だそうです。

フラワーレッドで描かれている女の子の顔、体、髪飾り、そして鳥の1st stepを描き終えたところで、金の絵付けに入りました。
rd_20161019_2鳥の留まったブランコを描き、次にカーテンの一部を描きはじめました。
「とくに金のカーテンは、各ペインターによって描き方や手順など様々です。今からお見せするデモンストレーションは私のスタイルです。皆さん、参考にできるところがあれば参考にして描いてゆきましょう。大事なことは描いた結果が綺麗であることですからね。」
スーザン先生のデモンストレーションを参考に、とても丁寧に描いておられた皆さんの作品は、焼成をせず、次回、つづきを描きます。

下の写真は、金を焼く前のものです。(カーテンはまだ途中です)
スーザン先生はセミナーを通して、たくさんのアラビアンナイトを手掛けていますが、都度、モチーフにあったカーテンのデザインを考案してくれます。これは静かな感じ、これはアクティブな感じ…など様々です。(1dayクラス/東京校)
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