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マルコリーニ(フラワーバスケット)
2015年10月8日
前回からのつづきです。
見た目の可愛らしさからは想像のつかない描かれ方に驚かされた前回でしたが、
今回もマルコリーニスタイル特有の繊細さを感じることができました。
「筆はドローイングブラシ。フラワーレッドのファインラインで、
ナスタチュームに影入れを行いましょう。けっして濃くならないよう。
オイルの入りすぎには注意ですよ。」
トラディショナルフラワーペインティングとは異なる技法で描かれてゆく花々。
スーザン先生のチェックとアドバイスを経て、次にローズの第二工程に進みました。
「基本的にファインラインで描いていくのは同じでも、ローズアップルの形に
沿わすの難しいわね。」
皆さま、ほんとうに集中して描かれておられました。
第一日目を終えて窯入れを行い、翌日、フレッシュな気持ちでローズの
第三工程からスタート。
線で表現した影にストロークを織り交ぜてグラデーションをかけてゆきます。
複数の工程が折り重なるたびに、増してゆく奥行き。
1日目に影を入れたリボンの留めに模様と影を入れて、今回の工程が終了。
「はっきりしているのに、やさしい感じで可愛い。出来上がるのが
ほんとうに楽しみね。」
皆さまの作品が窯の中におさまりました。(神戸/Cクラス)