千夜一夜SP Ver.(アラビアンナイト)
2015年10月13日
前回からのつづきです。
このシリーズが、数ある千夜一夜のシリーズの中でどういう位置付けなのか
スーザン先生に聞いてみました。
「神戸の1DAYセミナーでポプリボックスとプレートに描いているシリーズは
“グラフィカル ペインティング スタイル”、新たに始まったシリーズは
“ナチュラルソフト”。そして、この”千夜一夜SP Ver.”は、先のふたつの中間に
位置するスタイルと言えるわね。」
他のシリーズについては、またの機会にお話しできればと思います。
さてセミナー1日目が始まりました。
「まずは、鳥の鶏冠や脚、そして水差しなどをフラワーレッドで描きましょう。
その後で、王子さまにお姫さま、侍女の肌に影を入れていきますよ。」
デモンストレーションは進み、お姫さまがくつろいでいるソファーにも濃淡がつき、
マリンブルーで、ターバンや衣装も色づきました。
2日目もフラワーレッドからスタート。
「薄い色調で、ソフトに色をのせてゆきましょう。昨日、焼成したところ
全てに色を重ねるわけではありませんよ。薄っすらとグラデーションを
かけるように影を仕上げてゆきましょう。」
今日も皆さま、順調に描き進んでおられました。
ダークグレーで三人の目が入り、眉と髪の仕上げ。
「髪のカラーコンディションはウォータリー。しっかりとした色調で描きましょう。
1st stepの色調を活かして仕上げます。全て塗り重ねてしまわないように。」
セミナー終盤、カラーの最終工程であるカーペットの仕上げを行い、モチーフの中で描かれている金の装飾を描き、完成となりました。
生徒さまにとって、今までに描いたことのある千夜一夜とは、また異なるペインティングスタイルであった本シリーズ。
これからも様々なモチーフを楽しんでいただければと思います。
(東京校/Aクラス)