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プレイング チルドレン
2016年2月3日
前回、2015年10月からのつづきです。
“プレイングチルドレン(子供たちのいる風景)”は、数あるマイセンの歴史的
モチーフのひとつでオールドスタイルで描かれた作品です。
お見本となるスーザン先生の作品は、マイセンの陶板に描かれたものと
リーフ皿に描かれたものがあります。
今回のセミナーでは異なる白磁をピックアップ。プレートとカップソーサーの
ペアに描いています。
白磁を選ぶ際、図案の時代背景やスタイルのマッチングなどが大事なポイント
になるそうです。
「オールドスタイルで描かれる花の絵付けは、近年のものとは描き方や
色使いが異なります。そういったところも感じながら描くと楽しいですよ。」
スーザン先生のデモンストレーションが始まりました。
「ひとつのお花に複数のグリーンを使って葉を描くのね。この花の葉は
どの色だったかしら?」
時折、生徒さま同士で使用色を確認しながら描いておられました。
カップソーサーの小花を描き終え、すべての小花と蝶の1st Stepが完成しました。
メインモチーフの最終工程の前に入れておくべきところにひと手間を加えて、
一日目が終了。すべてのピースの焼成を行いました。
二日目はカップソーサーの2nd Stepから描き始めました。
この工程でもオールドスタイルで描かれる花の絵付けの特徴を見ることができます。
「ほんとうにやさしい雰囲気ね。」
生徒さまがその違いを感じておられるようでした。
次回、メインモチーフ、小花に蝶々の仕上げを行い、すべてのピースが完成する
予定です。(神戸校/Aクラス)