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スプリング フラワー
2016年2月20日
前回からのつづきです。
焼成済みの “ヤブイチゲと忘れな草” の1st Stepに第二工程をのせてゆきました。
「はじめにヤブイチゲの花弁に影をいれてゆきましょう。色はライトグレーと
イエローインディアンインク約1対1の混色です。筆はスモールミドルブラシ。
薄い色調ですよ。ソフトなイメージで描きましょう。」
デモンストレーションをご覧になって、描いておられる生徒さまから
「なんだか濃くなってしまった気がする….。」「わたしのはすこし薄すぎるような…。」とちょっぴり不安そうお声が聞こえました。
「大丈夫ですよ!皆さんがご自分で感じているほど濃すぎたり薄すぎたりして
いませんよ。とてもよく描けています。」
皆さまの作品をチェックしていたスーザン先生からOKのコメントがありました。
マイセンの花の絵付けのひとつ“スプリングフラワー”は、ナチュラルペインティングの中でもソフトに描かれるモチーフです。淡い色でありながらクリアに表現されている絵付けではないでしょうか。
時に思いもよらないカラーで、そして時に絶妙な混色を用いながらデモンストレーションがつづき、ヨーロッパで春の花と愛でられる、可愛く小さな白いお花“ヤブイチゲ”、そして彩りを添える忘れな草を描き終えました。
次回はもう一面に描かれたメインモチーフ“スミレとバターカップ”の第二工程に
入ります。
春の花々に彩られたキャニスターの完成が楽しみです。(東京校/オプション)