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バウハウスの基本図書を読んで…

 2023年11月22日

2019年に創立100周年を迎えたバウハウスについての本『バウハウス歴史と理念』(利光功著)を読んでいます。
芸術と手工芸の統合を試みて、革新的教育を行った芸術学校として知られるバウハウスについて読み進めるうちに、スーザン先生から聞いている、マイセン工房の養成学校の話を思い出しました。
特に、バウハウスの修行の範囲や指導方針、理念などのくだりが想起させます。

バウハウスの修行の範囲は、造形的創造のあらゆる実践的、学問的領域を包括する。
その基礎として、線描(デッサン)や彩色、デザイン、字体の訓練などが含まれる…
とあります。さらに、若親分となるための過程まであると知りました。

絵付師の養成学校と聞くと、絵付けの技術だけをひたすら訓練する学校と思うものですよね。
マイセン工房の養成学校は、まるで違います。
同じ敷地内に高校で学ぶ科目を受ける建物があり、絵付師に必要な訓練と並行して通うそうです。
絵付師の修行としては、はじめの1年間は、デッサンをはじめ、油絵、水彩画、水墨画、カリグラフィーなどなど…造形的視点を磨くといった過程と言えるでしょうか….
色彩のセンスを磨く過程もあったようで、以前、スーザン先生が、自身のとても素敵なアートワークを見せてくれたこともあります。

マイセンの養成学校において若親分になる過程があったとは聞いていませんが、私たちの上達を見守ってくれるスーザン先生は、若親分とも言えますよね(笑)

以前、スーザン先生が”考えながら描く”と話してくれたことがあります。
私たちは、マイセンの養成学校やバウハウスほどの修行は実現できませんが…それでも”考えながら描く”というのを心掛けてみると、それまでとは違う視点で絵付けと向き合えているような気がします。
近視眼的でなくなると言いますか……

それほど遠くない将来、スーザン先生のクラスが再開できるよう、検討をはじめています。
新しい情報は、当ホームページ、SNSでお知らせします。

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