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多色ローズのブーケ-ソフトペインティング

 2018年10月14日

モチーフ中央に咲く白い薔薇。周りにはピンクとイエローのローズ。そして赤い薔薇が顔を覗かせています。薔薇のブーケを飾るのは、青い忘れな草と紫色のスターレットです。
マイセン ソフトペインティング“多色のローズブーケ”の授業がはじまりました。

「マイセンフラワーのスタンダードとも言えるトラディショナルとは違ったペインティングスタイルとなります。例えばアルテマニアやマルコリーニとは異なる筆使い、また、そのために選ばれたカラーで、優しくソフトに描く絵付けです。
使用色のアナウンスをよく聞きながら、描かれていくところをご覧になってくださいね。」スーザン先生の事前のアドバイスでセミナーが始まりました。

いつものように“デモンストレーション(スーザン先生による実演)→デモで描かれた箇所の撮影と写真の配布(スタッフ)→スーザン先生の生のお見本やデモ写真を見ながら描く(生徒さま)→スーザン先生による生徒さま作品へのアドバイス、必要に応じての手直し”のサイクルで皆さまの作品制作は丁寧に進んでいきました。

1日目は、白い薔薇にイエローとピンクのローズの第一工程。
2日目は、赤い薔薇と忘れな草にスターレット、全ての花の葉茎萼と添え花の第一工程を終えました。

ファーストステップが無事に描き終わり…
「本日窯入れです。次回(2月)は第二工程です。明日、焼成あがりの状態をみて、必要であれば、色調の引き上げなど行うかもしれませんが、よろしいですか?」
とスーザン先生。
最後の仕上げだけではなく、第一工程の時点で、次の工程で皆さまが進めやすくなるよう、スーザン先生が引き上げなどを施しておくことがあります。

「素敵なマイセンの薔薇を描けるようになりたい!」
ふとした時、生徒さまからお聞きすることのあるお言葉です。
ポイントやコツなど描き方など、本格的な絵付けをお伝えし、制作をお手伝いするとともに、これからも素敵と感じていただける薔薇を描く機会を作れたらと思います。

スーザン先生からこんな話を聞いたことがあります。
薔薇には、絵付けの基本となる要素が含まれているため、スタートとしては、とてもよいモチーフ。
マイセンでは、薔薇(ペインティングno.2)は、プロのペインターへの登竜門といわれているそうです。(東京校/Bクラス)

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