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ヘキスト ダークパープルランドスケープ

 2017年10月20日

今回のロイヤルの1DAYクラスで、“ヘキスト ダークパープルランドスケープ” が始まりました。
ヘキスト磁器工房の代表的なモチーフのひとつ、深みのある赤紫で描かれる単色景色といわれるものです。
神戸校のロイヤルクラスで描いている “マイセン ランドスケープ(多色)” とはカラーの数の違い(単色または多色)だけでなく、描き込み量のバランス、窯元の違いにより、異なる雰囲気を持っています。

単色のモチーフを眺めていると図案とは別に感じるのが、色そのものの存在ではないでしょうか。文化や風土に違いがあるように、同じ色、例えば “赤” でも国々で異なるように見えることがあります。
スーザン先生が創るカラーを見ていると、それが各国の人々が持つ目の色の違いよる “目に見える色の違い”、そこに絵付け師でありながら、調合師として窯元正規のカラーレシピを一任されていた知識と技術が合わさり生まれる色なのだと改めて感じます。

「まず、トレースを丁寧に正確に行いましょう。濃すぎず、そして見える濃さで。筆はドローイングブラシです。」
全員が丁寧にトレースを終えると、スーザン先生のデモンストレーションが始まりました。

丁寧に描き進めていく生徒さま。単色ということもあり、時間的にも順調に進行していきました。目標にしていたファーストステップまでを全員が描き終え、作品を窯の中へ。
今回のセミナーでは、全員が異なるシェイプの白磁に描いていることもあり、単色の題材でありながらとても華やかです。(東京校/1dayクラス)

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