スタッフブログ

マリア・ジビーラ・メーリアン

 2025年11月24日

3月にスタートしたマリア・ジビーラ・メーリアンの続きです。
前回のレッスン後、練習したり、疑問点を確認したり、各生徒様が思い思いの準備をされて、いよいよスタートです!

一回目のデモンストレーションの際、スーザン先生が呟きました。「今日は前回よりもペン先からスムーズにカラーが下りてくる….。」
これはペン描きに限ったことでなく、筆でも同様のことはあり、室温や湿度、自身の調子やコンディションなど、プロであっても普段と調子の異なる時はあるそうです。
遅乾性と速乾性の2種類のオイルとカラーパウダーを混ぜ合わせ、ペン描きの場合は更に別のオイルを使用します。オイルやカラーパウダーは室温や湿度の影響を受けます。銅板画のような繊細で存在感のあるラインを実現するには、状況に応じて調整し、適切な状態にする必要があります。
スーザン先生のように、マリア・ジビーラ・メーリアンへの世界観を忠実に白磁に映しとることを心掛ける絵付師にとっては、微細なコンディションの違いでも、私たちが想像する以上に大きく感じるのではないでしょうか。

前回同様。カラーをつくり、コンディションを確認してペンによる線描きスタートです。
しばらく経つと、何か戸惑われている方をお見かけすることがあります。それまで順調だったのに、突然、カラーが下りてこなくなってしまう…ペン描きのステップにはよくあることです。
そんな時、スーザン先生にカラーの具合やペン先の状態などを確認してもらうのですが、スタッフが少しフォローさせていただくこともあります。
「色が下りてくるようになりました!」とおっしゃってくださるとホッとします。
こんな風に、皆さまが集中して充実した時間を過ごしていただけるよう、状況に合わせて臨機応変に対応させていただいています。


レッスンはスムーズに進行し、無事に1日目を終えて窯入れ焼成へ。

翌朝、全ての作品の焼き上がりを確認して2日目が始まりました。
先ずはペンによる線描きからです。各日の工程は、大枠をスーザン先生が組み立ててくれて、進行の状態で微調整します。スーザン先生のプランとアイデアには、いつも驚かされます。ほぼ予定通りなんです。
そのスーザン先生のアイデアで、今回はモチーフを2段階に分けて、ペン描きを行いました。
皆さまの事前の自主練習の効果もあり、とてもスムーズに描き進められ、午前中に線描き全てが完了となりました。

午後からは既に焼けている線描きの上へのカラーの工程に入りました。
「次はカラーですね。さぁ皆さん!筆による絵付けです。オールドイングリッシュローズからですよ!」

スーザン先生の筆によるデモンストレーションが始まりました。
ペン描きならではの集中力から解放され、大きなステップを終えた達成感からでしょうか(笑)
生徒様、スーザン先生にスタッフ、全員の声がより一層はつらつとしていたように思います。

オールドイングリッシュローズとヒヤシンスの花、一部の葉茎萼へ1stステップと、カラーの工程もスムーズに描き進められた皆様。無事にレッスンを終えて窯入れとなりました。
次回はカラーの1stステップの続きと焼成、そして2ndステップに進む予定です。

今回も、後日生徒様から「練習してよかったです!もちろん緊張はしますがとても充実したレッスン受講でした!」との嬉しい言葉をいただきました!
プロの絵付師であるスーザン先生のアドバイスでもありますが、日本人講師自身が実感しているように、エクササイズは必ず身になり、大きく育っていくもののように思います。
次回のレッスンの続きが楽しみです!

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