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妖精の男の子〜マイセン真夏の夜の夢〜

 2020年2月4日

今日は、以前に日にちの調整にと受講くださった方とその続きを描きました。
“マイセン真夏の夜の夢”に登場する妖精で、6客6枚、ポット、クリーマー、シュガーの中で、ケーキ皿に描かれている男の子です。
やはりと申しましょうか(笑)女の子の妖精のほうが人気が高いように感じますが、この男の子は描きたいと希望くださる方が多く、人気者です。

このモチーフの作品制作を始める際、生徒さまはオリジナルの作品見本と同じマイセンのオーキットプレート、スーザン先生はマイセンのスタンダードシェイプのプレートをチョイス。
真夏の夜の夢といえば、オーキッドシェイプですが、それとは異なるシェイプの白磁に描く上で、スーザン先生は遊び心を盛り込みました。

その遊び心のアレンジをご覧になられた生徒さまから「先生のバージョンも可愛い!」とのお声があり、その方向で進めることになりました。
「それではいつものように、フラワーレッドで、男の子のチーク、首元、手や指の影から描き入れていきましょう。」
スーザン先生のデモンストレーションが始まりました。

順調に進む中、アレンジで作中に登場したリスたちの番がやってきました!
「この三匹のリスそれぞれで、色調のバランスと取っています。」
その仕組みをレクチャーしながら描き進めていきました。

メインモチーフの全てのカラーの第二工程が終わり、ブルーのお花畑に入りました。ここでもバランスよく異なる種類の花を配置するスーザン先生の工夫を聞き、頷きながらメモをとられる生徒さま。
その後も順調に描き進み、最後に絵の中の金彩を施し、制作完了となりました。

後日窯入れし、焼成後にスーザン先生が仕上げを施してお渡しします。
完成した妖精の男の子と飛び入りしたリスたちの作品をご覧いただけるのが楽しみです!

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