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マイセン小花のリース

 2020年10月31日

継続して通うのは難しい…でもちょっと経験してみたい。
そんなお声にお応えして、短期講座を設けています。

上写真は、短期講座で学んでいただけるモチーフで、マイセンの小花をリース状にレイアウトしたものです。このマイセンの小花について少しお話しします。

“マイセン36の基本の花”というものがあります。(レギュラークラスのカリキュラム”ペインティングno.1~no.4″がこれにあたります)その基本の花には小花が添えられます。

マイセン工房においては、小花だけを描く絵付師のセクションがあるとスーザン先生から聞いたことがあります。メインの花に合わせて、専任の絵付師が小花を描くというものです。
この小花は絵付師が気分で選ぶわけではありません(笑)各々好みはあるようですが、メインの花と合わせる際の考え方があり、それに基づいて決められます。

当校にあるマイセンの小花の見本は、スーザン先生が描き起こしたものです。
脇役の小花だから、簡単に描けるのでは?と誰もが感じるものです。
ところが….実際に描く生徒さまたちからは、小花なのに手が込んでいる…というお声をいただきます。

その理由は…。
スーザン先生はメインを描く絵付師でしたので、小花は殆ど描いていなかったと聞いています。
スーザン先生は良い意味で手を抜くことをご存知ないと申しましょうか(笑)脇役の小花もメインと同様にしっかり描きます。

短期講座の「マイセン小花リース」は、スーザン先生のしっかりと描き込んだ存在感のある小花を、色合わせや形に配慮してリース状にレイアウトしたというわけです。

講座では、ステップごとに講師がデモンストレーションを行います。
描く対象が小さいので、絵付け初心者の方にはもちろん、プロ仕様のオイルや道具を経験してみたい方にもおすすめですよ。

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