オンラインレッスンについて
2020年9月30日
先日、オンラインレッスンはされないのですか?とお問合せいただきました。
実は以前、通うのが難しい方のために、スーザン先生も交えて動画・オンラインのレッスンを検討したことがあります。
スーザン先生の実演は、先生の同意を得てすべて録画しており、どんな時でも再生可能です。
手元と声が録画されているので、どこから描くといった描き順や使用色、ポイントなど、動画を観ればすべて把握できます。
ですが、プロの絵付師のカラーの整え方や視線の動き方といった描く以外の所作などは、残念ながら確認することができません。
さらに、うまくいかないと感じられたことへの解決方法やアドバイスなどはもちろんできません。お手直しもできません。
解決方法はその場で聞くのが最善ですし、ご自身の作品が直される工程をみるというのは、大変勉強になるものです。
動画では情報を確認・記憶するというのは可能ですが、”描く”ことを学ぶ、技術を習得する、ずっと残しておきたい作品を制作する、上達への期待が、なおざりになってしまうことに気づきました。
先日、ある洋裁教室での話を聞きました。
出来栄えに影響しない程度の不具合があり、それを見た洋裁の講師は、ちょっとのことだけど直しましょうか、と自ら解いて直してくれたとのことです。
自宅でひとりで縫っていれば、そのまま進めてしまう程度のこと。洋裁の講師が直したのは教室ポリシーもあると思うのですが、その洋服を愛着をもって着続て欲しいという思いからだと感じました。オンライン・動画では叶わないものです。
教室に集い、モノをつくる時間を持つのは、他の方がつくるものに刺激を受けたり、会話も弾んだり、新たなインスピレーションを受けたり、その空気は居心地のよいものだと思います。
このような状況になったとき、生徒の皆さまに動画・オンラインレッスンをご提案したことがあります。皆さま揃ってご希望されませんでした。
それは感染を恐れていないということではなく、通って学ぶことへの意義を実感してくださっているからなのですが、何より、楽しいことをしていなければ、別の意味で具合が悪くなるから、というものでした。
もちろん、皆さまの健康が最優先です。
教室内では、感染拡大防止策を徹底しながら、皆さまの上絵付けの時間が充実したものになるよう、取り組んでおります。
動画・オンラインレッスンについてですが、作品制作を目的としたの実施は予定しておりません。
ですが、基礎的なストロークやそのストロークで描ける小さな作品制作の動画レッスンは現在検討中です。
スタートの際には、当ホームページでお知らせします。
もし、スタート時期や内容などの情報をご希望される場合は、↓のフォーマットでご連絡先などをお知らせくださいませ。
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