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花芯をどう描いていますか?

 2021年4月29日

お花を描く際、花芯の印象が気になることはありませんか?
花芯を描き込み過ぎれば目についてしまい、少なければ何だか貧相….

スーザン先生はいつも「はじめから描き込み過ぎないように。後で調整できますから」とおっしゃいます。
確かにその通りなんです。
このスーザン先生のアドバイスを頭に置き、たくさんのマイセンの花を描きながら、花芯必勝法(笑)を考え続けてきました。

※注:焼成を挟み、工程を分けて描くことを前提としたポイントです。
ポイント1 細かく、小さく描かない
“花芯”は細かいというイメージから小さく描きがちになりますが、そうなると密集させることになり、重い印象になります。”ここに花芯がある”と分かる程度のサイズで、形をきちんと描くことからスタートしてみるのがおすすめです。

ポイント2 ディテールはクリアに描く
焼成した後、ディテールを描き込んで立体感を出すわけですが、その際、”何となく”ではなく、影の形がしっかりわかるように描くことをおすすめします。
このステップのときに、バランスをみて花芯を増やします。

上写真は焼成前です。焼成後、下の色と馴染んで、花を引き立てる存在になってくれます。

花芯は小さな存在ですが、アイキャッチとなる場所に位置しています。
はじめから描き込んでしまい、印象を重くしてしまうより、全体のバランスを見ながら後で描き足してみてはいかがでしょうか。

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