スタッフブログ

上絵付けを学ぶ–vol.2

 2019年1月26日

先の日誌で、上絵付けを学ぼうと思いついたとき、異なるたくさんのお教室の中から自分に合ったところを探すポイントについて考えてみました。
今回は、絵付け教室ギャラリー ピュイ・ダムールの特色、大切にしていることやこだわりなどについてお話ししたいと思います。

当校は今から35年ほど前、筆やカラーなどの道具や材料を手に入れることも容易ではなかった頃、絵付けに憧れる方々が集うサロンとしてスタートしました。
ある日ある方が「憧れのマイセンを自分で描いてみたい」という想いを呟かれ、その一言がマイセン社との提携、絵付け師によるセミナーの実現に結びついていきました。
そしてそれは、後のヘキスト社との提携、1997年の絵付け師スーザン・クノブロッホとの出会い、そしてロイヤルクラスの開講と繋がっていったのです。

“自分で描いてみたい” という想いは、当校にとって多くに通ずるキーワードなのだと思います。
そこから “どうやって描くのか” という探究心や “もっと素敵に描けるようになりたい” といった気持ちが生まれるように思うのです。
それらの気持ちに応え、絵付けそのもの “描く” という行為をお伝えするにはと思いついたのが “目で見て学んでいただく” という方法でした。

絵付け師に限らず、プロの職人たちは自身の培った技をあまりオープンにはしないと聞くことがあります。
ロイヤルクラス開講するにあたり、我々から作品制作の開始から完了までデモンストレーションを行い、全ての工程を見せてさしあげたいと言われた時、とても驚きながら了承した当時のことを、スーザン先生は笑いながら話してくれます。
こうして “目で見て学んでいただく” という当校のこだわりが生まれたのでした。

そのこだわりがどのように当校のクラスに盛り込まれているのか、また機会があればお話ししたいと思います。
次回までは待てない!という方は(笑)『ロイヤルクラス日誌』をご覧くださいませ。

**お知らせ************
絵付けの楽しさに触れていただければと、絵付け師スーザン・クノブロッホによる公開デモンストレーションを開催いたします。
ご興味のある方は “公開デモンストレーションin東京” 詳細をご覧くださいませ。

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