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Q:初心者ですがどのコースに入ったらよいですか?

 2020年3月15日

いわゆる”初心者コース”というのは設けておりません。

もし、初心者コースのカリキュラムを考えるとしたら…
スーザン先生のマイセン絵付師養成学校での経験から「ではまず画用紙に鉛筆で自由に円を描いてみましょう」といったことからスタートになるのではないでしょうか。(手首を柔らかく使えるようにするトレーニングにもなるそうです)

でも…それが良いとわかっていても、多くの方が早速筆を持って描いてみたい!と感じることと思います。

つまり表題のご質問に対する答えは「どのコースではじめられても問題ありません。」 です(笑)。
それを可能にしているのが、上絵付けの良いところなんです。焼成前ならいくらでも修正できますし、後の工程で調整できるからなんです。

どのコースでも、絵付けで必要な基本的な筆の扱い、モチーフによって異なるオイルのコンディション、”絵”のとらえ方の説明があります。
授業は、実演→描く→アドバイスや手直し
を繰り返します。
“アドバイスや手直し”は、このまま描き進めたら、仕上がりがどうか?後の工程で調整できるか?今しておくべきことは?などを判断するものです。

はじめは「これでOKと言われても…本当に大丈夫か?」と口にされる方が殆どです(笑)。
焼成後、全ての方がご自分がどこをどう感じたのかを忘れられます(笑)
さらに完成したら、えっ!これ私が描いたんですか !? !? というお声を耳にします。
実は長年ロイヤルコースの生徒でもある日本人講師も、わかっていても未だにこういうことがあるようですよ(笑 笑 笑 )。

それでも、初心者で本当にどのコースでもよいのか?と感じられると思います。
まずご見学にお越しいただくことをおすすめしています。
各コースで描く作品をご覧いただき、ご興味のある”絵”のタイプやご自身がどこからから始めたいかをお聞かせください。
これまでの実例から、どのコースに入られるのがおすすめかをお伝えします。
体験を受けられるのもおすすめです。

新たに“基礎講座”を設けました。
他のコースでもありますが、
・カラーの溶き方と適切なコンディション
・筆の扱い方
・基本的なストロークやラインの描き方
といったことを、集中的にお伝えする回数限定の講座です。
後半の作品制作は、形にとらわれず基本的なストロークだけでのびのびと描けるモチーフを用意しています。

スーザン先生にも日本人講師にも”はじめて”はあったわけです(笑)
描いていると、新たなご自分に気づかれたり、目標が生まれてくると思います。
絵付けをしていて良かった!と言っていただけるよう、 皆さまからのに耳を傾け、応援していきたいと思っています。

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