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アニマル ポートレート<チワワ>

 2018年6月20日

先日の “狩人の物語” と同様、このクラスでも新たなモチーフが始まりました。

動物を描く “アニマル ポートレート”。
この絵付けについてスーザン先生に聞いてみました。

マイセンの鳥やリスなど動物の絵付けは、マイセン様式のナチュラルペインティング。
KPMやマイセンで描かれる神秘的な鳥の絵付けは“エキゾチック バード”というジャンルと言えるでしょう。
今回の“アニマル ポートレート”は特定の窯元の絵付けというものではなく、欧州磁器上絵付けの様式、そして言うなればナチュラルペイントの系統かしら…と話してくれました。

たしかに作品を見ていると、ポーセリン ペインティングというよりも描かれた絵というほうがしっくりくるようにも思えます。
もちろん作風から伝わるイメージの上での話なのですが。
このアニマル ポートレート、マイセン磁器製作所では定番のラインアップには含まれていませんが、要望があれば描かれていたそうです。
担当していたのは上述から想像できるように、ほとんどの場合はアニマル ペインターの方が描いたそうです。

「私のことを見つめてるわ!」スーザン先生の作品見本をご覧になり、今回受講された生徒さまのお言葉。
それを聞いて感じたことがあります。 異なるペインティングスタイルで描かれた顔や目のある題材のモチーフがあるわけですが、まさにその方のその言葉は “ポートレート” として制作された作品にとって素晴らしく喜ばしい褒め言葉なのではないだろうかと。

そんなスーザン先生の描いたアニマル ポートレート“チワワ”が描かれ始めました。
皆さま各々のチワワがどのような表情をみせてくれるのか、とても楽しみです。(東京校/Cクラス)

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