アラビアンナイト-ナチュラルソフト
2018年9月28日
前回からの続きです。
いくつかの異なるペインティングスタイルで描かれたものがリリースされている”マイセン アラビアンナイト”。
このクラスでは、絵付け師たちの間で、よりアーティスティックだと言われている”ナチュラルスタイル”の作品を描いています。
今回もカップのフロントに描かれている女性から描きはじめました。
「前回焼成したファーストステップに詳細や影などを入れていきます。より絵的に、アーティスティックにのびのびと描きましょう。」
スーザン先生のデモンストレーションが始まりました。
「同じシリーズ、同じスタイルであっても、各モチーフ(図案)によって異なります。よく見ておいてくださいね。」
女性の腕、手や指に影を入れていくスーザン先生。
「こういう細かい表現が、全体の印象に繋がっていくわけね。」
とご覧になられていた生徒さまがおっしゃいました。
例えば今描いているアラビアンナイトの女性のポーズは、周りにあるアイテムや背景との兼ね合いなどによって、女性ごとに異なります。
同じ花でも、向きや角度、花弁のつき方、他の花との兼ね合いなどで、描写が異なります。
そして、”手描きであるということは、描いている最中にも変化していくものなのよ”とスーザン先生は言います。
フルセットからの三脚三枚目となる今回の作品。特徴を掴んできておられることもあり、皆さまとても順調に描き進められました。
金のカーテンなども、部分的に施し、スーザン先生のチェックを受けて、残りは金彩クラスや自習室、お家などで行うことになりました。
1日目にカップとソーサー、2日目にプレートのセカンドステップを描き終え、全ピースが完成しました。
スーザン先生の仕上げが終わり、皆さまにお渡しするのが楽しみです。(神戸校/Cクラス)