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多色ローズのブーケ-ソフトペインティング
2019年2月16日
前回からの続きです。
優しい作風を感じさせるマイセン ソフトペインティング“多色のローズブーケ”。
前回の二日間で1stステップを描き終え、今回から中間工程に入りました。
「まずはホワイトローズのディテールから。カラーはライトグレーです。花弁中央の影を中間色よりもすこし薄い色調で、左右に展開させるように描いていきましょう。」
各花弁によって異なる影の位置、また、ひとつの影の中での異なる筆使いなど細やかな説明と共にスーザン先生のデモンストレーションが始まりました。
「白い薔薇って難しいですね。」、「そういえばペインティングのスタイルから描き方は異なるけれど、トラディショナルのフラワーペインティングの黄色のティーローズを思い出しますね。」生徒さまと当校のスタッフが話していると
「そうね。ホワイトローズは描くのがたいへんなお花のひとつね。工房では作品中の花のチョイスは絵付け師に委ねられているところが大きいのだけれど、多くの絵付け師はホワイトローズを入れたがらないものね。」
とスーザン先生。
時折、聞くことのできるマイセンやフュルステンブルク、ヘキストなどの窯元の絵付け師としての話もおもしろいものです
メインのお花である色とりどりのローズの中間工程、そして小花の第二工程と描き進み、一日目を終えました。窯入れを行い、二日目に備えます。
目にする機会の多い花の絵付けとは異なるところを知れそうな、そんな気がします。(東京校/Bクラス)