ロイヤルクラス日誌

ヘキスト ダークパープル風景

 2018年3月2日

前回からの続きです。

今回のレッスンの題材、紫色で描かれた古き時代の風景 “ヘキスト ダークパープル ランドスケープ”。
ヘキスト磁器製陶所の代表的なモチーフのひとつで、スーザン先生が描き下ろした図案です。
同シリーズの数ある先生の作品見本の中からピックアップした今回のモチーフには、雄大な空と山を背景に大きな川の支流を思わせる水面、そこに掛かる石橋、立ち並ぶお屋敷と丘の向こうに見える森、そんな景色を眺める親子、が描かれています。

風景画を多色景色、単色景色と呼ぶことがありますが、出来あがった作品と共に制作工程を見れば見るほど、単色で描かれていながらそうは見えない、もしかしたら他の色が?と思えるほどの細やかな描写と色の濃淡による表現の奥深さを感じ、単色景色と括ることなく、紫色の~セピア色の~というふうに “何色の景色” と呼ぶほうがしっくりくるように感じました。


「まずは屋敷の右側にある木の葉を。次に向こうに見える林の木々を描きましょう。 木の種類によって描き方があり、また、手前や向こう側、それによっても気をつけるポイントがあります。」
デモンストレーションが始まりました。
作品に一工程を描いた後、プラクティスプレート(練習皿)にわかりやすいよう大きめに描き方(木の構成)を描いて見せたスーザン先生。
そして、描き終えてチェックにお持ちになった生徒さまの作品を見ながら、
「基本は理解されてますね! この場合、ここをこうするとより木々の描写になりますよ。」
と説明しながら筆を動かし、お一人おひとりの手描きに合わせてどうすることで更によくなるかお伝えていました。


生徒さま皆が異なる白磁に描いた今回のレッスンモチーフ、今回の第二工程は、木々に始まり、屋敷や橋、山や水面、丘や地表、そして親子と一色の紫で細やかに描かれていき、皆さまの作品は焼成棚へ。 窯出し後、スーザン先生による最終チェックの後、仕上げを行ない、完成です。

今回は、各自異なるデザインの白磁に描きました。
スーザン先生に、それぞれの白磁のスタイル、時代背景に合わせた金彩のデザインを確認して、お渡しです!(1dayクラス/東京校)

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