スタッフブログ

マイセン マルコリーニ –セピアとブルーのフラワーブーケ

 2019年10月9日

前回からの続きです。

セピア・ピンク・ブルー・バイオレットの4色が存在する単色のマルコリーニ。
今回描いているのは“ブルーの忘れな草が散りばめられたセピア単色のフラワーブーケ”です。

「今回の二日間で、ゴールドで描く葉、茎、萼を含め、モチーフの1stステップを終えればと思っています。繊細かつソフトに描きながらもクリアーな仕上がりが特徴な絵付けです。前回同様、カラーコンディション、描く際の色調などのテストを挟みながら丁寧に描いていきましょう。」
スーザン先生による二輪めのローズのデモンストレーションが始まりました。

セミナー中、単色ではセピアと忘れな草の組み合わせしか見たことがないことにふと気がつきスーザン先生に聞いてみたところ、先生もセピアと組み合わせられた作品しか見たことはなく、また、描いたことはないとのことでした。
もしかしたらマイセン単色マルコリーニの様式のひとつなのかもしれません。

ヨーロッパの窯元のことや、マイセンやヘキストなど絵付け様式についての話とはすこしちがった絵付けについての話、そんなふとした疑問への絵付け師の意見や考えなどを聞くのもまた興味深く、楽しいものではないでしょうか。これからもちょっと聞く機会のない話を含め、絵付けの時間を楽しんでいただければと思います。 (神戸校/Bクラス)

スタッフブログ一覧へ戻る